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ここに来て

周りには田んぼと住宅。たまに車が走り去る音が聞こえる以外は風と、鳥の声が聞こえるばかりです。

松山とは違う時間の流れにここは今治なんだなあと感じます。

準備を進めながら、ここまで長かったなあとかこれから大変だなあとか、つらつら考えて思考は期待と不安を行ったり来たりしています。

 

パンを作るために今治を出たときは、まさか今治に戻ってお店をするとはおもいもしませんでした。

何をやってもそれなりにできたけれど、何をやってもあまり長く続かない自分が唯一続いていることはパンを作ることだということが、やはりこの道しかなかったのだなあと実感させられます。

パンを作ることは思い通りにならないことばかりです。

思い通りにならないから、どんなにやっても飽きることはありません。技術も経験も知識もまだまだこれから勉強し続けなければいけないと、とても長い道のりを思い、それを面白くも思います。

自分が作りたいパン、食べてもらいたいパン、作り続けることで届けられるもの。そういうものを大切にしてこれからこの場所でパンを作り、生きていきたい。一人ではつらい時でも、二人いるからきっと大丈夫だと思います。